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2024-09-15

種から育てたアボカド「アユカド種」誕生

先日のブログの続きです。

タネから育てて8年(正確には7年11か月)
2016年10月から始めた水耕栽培のアボカド
実った果実は、食べた果実と外観・味わいも異なるものになりました。


19個結実(1個摘果) 実生なので収穫のタイミングが難しかったです

果実を作るためには、他の木の花粉が必要で
タネはその花粉の影響を受けることから、
タネから育てると元の果実とは異なる特徴ができ
オリジナルの品種が誕生します。

下の写真は
元の品種(メキシコ―ラ種)→今回実った果実の外観と断面です。

個体差はありますが、結構違いますね。
味も、メキシコ―ラ種の特徴を引き継いでいる部分と
そうでない部分がありました。



親のメキシコ―ラ種 同様の皮の薄さがありつつも果皮の変化はなし、
メキシコ系統の風味が強い(香りに癖があります)
繊維質がなく、なめらかな食感で油分はそこそこ。
唯一無二感があり、ちゃんとおいしいと思えるものでした。

しいていえばもう少し油分があってもいいなと思いましたが、
サイズや食べるタイミングでも結構変わったので、
育て方、タイミング次第でもう少し味がよくなる可能性も。

ちなみに今回実った果実は「アユカド種」と名付けました。
粋なネーミングが思いつかず分かりやすくシンプルに(笑)

来年は実るのか、最初で最後の果実なのか・・
これからもマイペースに育てていきたいと思います。


ちょうど国産収穫シーズンに突入しました。
世界には1000を超える品種があると言われ、
国内でも50品種~くらいは食べられると思います。

10~翌1月は多くの品種の国産アボカドが食べられる時期なので
気になる方は、産地のスーパー、ネットなどで検索してみてください^^



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