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2025-03-10

旬のトロピカルフルーツ「アテモヤ」と「カニステル」のドリンクレシピ

旬のトロピカルフルーツ「アテモヤ」と「カニステル」のドリンクレシピ

トロピカルフルーツといえば「夏」のイメージが強いですが、
冬~春にかけて食べられる果実もいくつかあります。

今回は「アテモヤ」と「カニステル」のご紹介です。
沖縄のたま青果さんからお取り寄せしました。
追熟型の果実は熟れたらすぐに食べきらないといけないので、
異なる果実が少しずつ入っているセットはとても嬉しいです^^

アテモヤ
アテモヤは、世界三大美果のチェリモヤとバンレイシを交配してつくられた果実。
緑でゴツゴツとした形状で、果皮が少し黒ずみ、
果肉全体がやわらかくなったら食べ頃です。

砂糖を食べているような甘さがあり、
とろける食感の中にジャリっとした食感があるのも特徴的。
種が多くあるので、スプーンですくっていただくのが食べやすいと思います。

栄養面では、他の果実に比べて
カリウム(340㎎/100g)、食物繊維(3.3g/100g)が比較的多いです(※1)

▼代表的なトロピカルフルーツ(※1)
・バナナ…………… カリウム(360㎎/100g)、食物繊維(1.1g)
・パイナップル…… カリウム(150㎎/100g)、食物繊維(1.2g)
・マンゴー………… カリウム(170㎎/100g)、食物繊維(1.3g)


カニステル

カニステルは、別名「エッグフルーツ」や「クダモノタマゴ」とも呼ばれ、
固ゆで卵の黄身のような食感が特徴です。果汁が少なくて甘みが強い、
蒸し芋やかぼちゃ、白あんを思わせるような味わいも感じられます。

南国フルーツ特有の風味があり、生の状態でホクホクした唯一無二な
食感や味わいに魅了される方も多いのではないでしょうか。
果実に亀裂が入るかしわが寄り、しっとりやわらかくなったら食べ頃です。

栄養面では食物繊維、カリウム等のミネラル、ビタミンB群、Cなどを多く含み、
カロテノイドなどの抗酸化物質も豊富のようです(※2)
彩り鮮やかなトロピカルフルーツは、機能性成分が豊富なものが多く、
今後さらに注目されそうですね。

(※1) 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
(※2) Do et al. (2023). Nutritional value, phytochemistry, health benefits, and potential food applications of Pouteria campechiana (Kunth) Baehni: A comprehensive review. Journal of Functional Foods, 103, 105481.

 

アテモヤとカニステルのドリンクレシピ

どちらもそのまま食べて美味しい果実ですが、
2つの果実の風味が活きるようなドリンクを作ってみました。

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■アテモヤラッシー

【材料】(1人分)
アテモヤ…1個(正味100g)
プレーンヨーグルト…100g
牛乳(または豆乳、冷水でも)…~50ml
砂糖…大さじ1/2

■カニステルシェイク
【材料】(1人分)
カニステル…1/4個(正味50g)
牛乳(または豆乳)…100ml
砂糖…大さじ1/2
氷…50g(*氷対応のミキサー使用)
シナモンパウダー…適量

【作り方】
①アテモヤ、カニステルはそれぞれ種を皮を除き、材料全てをミキサーに入れ、
なめらかになるまで撹拌する。

②グラスに注ぎ、アテモヤラッシーはお好みでミントを添え、
カニステルシェイクはシナモンパウダー(こちらはマスト)をふる。
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アテモヤはタネの周りに果肉がつくので、果肉と種をわけるのが大変でしたが
ガツンとした甘みと風味がヨーグルトとマッチし、ゴクゴク飲めて美味しかったです。

カニステルは個性的な風味があり、その風味が苦手という声もよく聞きます。
カニステルが苦手な家族に飲んでもらったら「これはうまい!」と
シナモンがカニステルの風味を、より美味しく引き立ててくれます。

実はカニステル、「マヨネーズ」とも合うんです。
アボカドと通ずるところがあり、個人的に今とても注目している果実で、
この風味や唯一無二な食感が活きる食べ方を探求中です。



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